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保健師さんの性教育授業

保健師さんの性教育授業

 

 

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12月に全学年で厚真町の保健師さんが性教育の授業を行ってください
ました。1時間のお話は、知識だけでなく「生きる上で大切なこと」を、
大人になる皆さんに伝えてくださる、思いのこもった内容でした。

1年生「かけがえのないあなたへ」 堀井保健師さん

 黒い紙に開けた「針の穴」の大きさが受精卵。(ちっさ!の声が

あがりましたね笑)お母さんの胎内で約280日間かけて、ぐんぐん

と成長します。しかし、赤ちゃんだけで成長しているわけではあり

ません。「へその緒」でつながり、お母さんから成長に必要な酸素

と栄養をもらいます。出産は、お母さんは「今まで感じたことのな

い痛み」ですが、赤ちゃんもつらく、「体中が押しつぶされそうに」

なるのに耐えて生まれる「大仕事」なのです。

誰もがみんなこうして頑張って生まれてきました。だからこそ、

みんなの命も、一人一人が「かけがえのない存在」なのです。

 

 

 

 

 

2年生「心も体も大人へ近づくあなたへ」 藤村保健師さん

性教育は「体のこと」を学ぶイメージがありますが、実は、

「性」という字は「心・生きる」の意味があり、性を学ぶこと

は「生きるために必要な『心』を学ぶ」ことなんです。

今、皆さんが過ごす「思春期」は、子どもの脳から大人への

脳へと変わる時期で体と心に変化が起き、「誰かを好きになる」

気持ちが起きることも、とても自然なことです。

性には「3つの要素」があり、①体の性②心の性③好きになる性が

それぞれあり、一致しない人もいます。また、「ジェンダー」もよく

聞く言葉となりました。「女性は…男性は…こうあるべき」の考えも、

社会の中では無くなってきています。

大人になっていく上で「自分を大切にすること」が「相手も大切に

できること」になり、これからの良い人間関係(対等な関係性)に

つながります。「自分の感情と向き合って、たくさん悩むこと」も、

心の成長に大事なこと。そう考えて思春期を乗り越えてくださいね。

 

 

 

 

3年生「考えてみよう性のこと。自分もまわりも大切に」 井上保健師さん

3年生にはより具体的なお話をいただきました。苫小牧

保健所管内で実際に起きている「望まない妊娠」は、16歳

から数が増え、「10代の多くは当事者同士でどうすること

もできず、親に相談」というケースが多く、「望まない妊娠

をしないために」というお話や、交際は「対等な立場」が

大事、そのために「相手の気持ちも自分の気持ちも大切に」

「困った時は、一人で抱えないで」信頼できる大人に相談し

てほしいと結ばれました。

大切にしてほしい「心」を、皆さんこれからも育ててくださいね。

【12月20日保健だよりから】

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